poetry and prose
"jaja"名義と「七木まや」名義で書いた作品の倉庫です。
稍ゝおもしろく読んでいただければ幸いなり。
2019年5月15日水曜日
幾時代
あのおなじとき
死をえらぶ友人がいて
おなじとき
恋に落ちる友人がいた。
わたしは思い出す。
あなたの曖昧な微笑を
あなたがたの
ころがるような嬌声を。
おなじとき
わたしはどうしていただろう?
ふかく しずみこんでいたか
それとも ふわふわ
まいあがっていたか
(もちろん おぼえているけど わざとね)
それから幾時代を経て
わたしたちは おなじことを くりかえす。
恋にはじける友人がいて
死にむかう友人がいて
わたしは ここにいる。
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