2019年6月14日金曜日

死ぬな

知っている人で自死してしまった人は数多いけど、特に辛い思い出になっている人は3人いて、ある共通点がある。3人とも、わたしにとって大切な人だったけど、特にわたしに最も近しい人だったというわけではない(そのうちの一人なんて個人的な付き合いすらなかった)こと。かれらはヒーロー/ヒロインとして死んだのではなく、無意味に死んだ(ハッキリ言って無駄死にした)こと。そして、わたしはそんな立場になかったにもかかわらず「どうしてそばにいてあげることができなかったのだろう?」と強く思ってしまったこと。
今でもその悔いがしつこくつきまとう。「そばにいてあげる」ことを想像すること自体、現実には馬鹿げたことであることはわかっている(かれらにはそれぞれその立場にふさわしい人がいた)し、もちろんわたしがそうしたからといって自死を阻止できたかもしれないなどと大それたことを思うわけでもない。それなのに、どうしてそれができなかったのだろうと悔やんでしまう。なにか、かれらがわたしの代わりになってくれたのかもしれない、という後ろめたさもあるのかもしれないけど、そういう投影はむしろ死者たちに対して失礼であろう。ただ、わたしも死ぬときには無意味に死ぬのだろうとは思う。(だから◯くん、死ぬなよ。わたしが知らんまにいなくなってしまわないでくれ・・)

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