その当時の tarahineは、感傷的であること陳腐であること他の女と同様であること、をことのほか憎んでいたので、よく話に聞くように「ばいばいわたしのおっぱい」とか呟きながら手術前に切り取る側の乳房とお別れの儀式をするなんてことは、絶対にぜったいにゼッタイにしたくなかった。(こっそりしていたとしても口が裂けても口外したくなかった。)(・・て、したんかーい!ってツッコミはなしね。)
そのかわり、抑圧された感情や心象が無意識にあらわれたものか、よく夢をみたり、絵を描きたくなったりした。絵を描くと、円や渦巻のモチーフがやたら出てきて、それが穏やかでなく荒々しい色彩や筆致で描かれるのが常であったり、夢のなかでは色とりどりのビーズだったりちいさなお菓子だったりとにかく一粒一粒「ちいさき良きもの」をたくさん入れた箱、袋などがあって、中身をざざーっとこぼされたり、溢れ出させたり、覆されたり、とかしてたかなぁ・・。
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