あるかな
はるかな
アルカナ
あるか
歩かな
歩かな
遥かな
春かな
半分だけ立て掛けてあるよそごとにカチっと欲望をかぎり
舗道から眺めて後ろ半分だけ見えない杉の板に触れたくても触れずにおき
第2第3ステージへとうつっていく中途半端な温度にて
それから2、3歩あとじさる蜥蜴と人間の体温を同じうする気温にて
求心状の視点をそれそこの半径1.5cmの円に万遍無く集中すると
キャメラのファインダーにピント合わせの小さな丸い点をさぐりながら
アウトプットは半径33.3cmの半球型の内側に遠心状に展開する
魚眼様に地球をもっとひろくまるく査収すべしと発言する
捨象する照射の収縮膨脹は徐々に規模そのものを拡大して
バッテリー喰うストロボの発光するしないはだんだんジリジリいらいらしてきて
この序破急に終局はあるかないか
変節漢の怒鳴り声に週末は台無しかどうか
週末という概念そのものがあってよいか否か
終末という休暇そのものにどこへ行くか田舎
射ぬか
犬か
アロンジ ゆこう
アレグレット はるかに
アヴィ えいえんに
アヴォワール つよいいしと
アンタンシテ きょうどをもって
アンタンドゥ りょうかい?
アヴァントゥ なによりも
アヴァン さきに
トゥ すべては
コモンス ここで
イシ はじまる
すべては ここで はじまる
ici
意志
緊張のあまり泣き出してしまうこどもは
訳知らぬ断絶などものともしない綜合は
童児に優しい水の音に思いを馳せている
同時に不可欠な保護観察を取寄せている
ガラス窓に青いトラックが反射していく
鳥瞰視界に最小限の視差を示唆していく
やすがれにはらはら花びらが散るとなく
ほとほと厳密な概念操作も空しくとなく
ちるとなく むなしくとなく
やすがれに ほとほと
こだまする
居ぬか
縊死の
遺志
医師らの
石
石の上にも三年
…とか
往ぬるか
往の
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